“じり貧”へ向かう日本市場を復活へと導く オープンイノベーションの可能性

IT Media社TechTargetにて連載「川田大輔のクラウド解体新書」の第3回記事“じり貧”へ向かう日本市場を復活へと導く オープンイノベーションの可能性 が公開されましたTechTargetに会員登録いただきますとWebサマリー版では読めない後編Predixの事例に学ぶ、日本企業のためのオープンイノベーション入門を含むPDF提供の完全版がダウンロードいただけます

以下、完全版本文より抜粋

世界においてモバイル、クラウド、IoT と、インターネットの雪だるま式成長が続き、貿易依存度が高まっていく中で日本の生産性が低いままだと、たとえ現在のところ比較的大きな国内市場に安住できていたとしても、行く行くはじり貧となるのが目に見えている。ここで踏みとどまるためには、「経済活動の中で生産手段や資源、労働力などをそれまでとは異なる仕方で新結合」させてイノベーションを誘発する必要がある。そのために、あらゆる面でこれまでより高い流動性が必要だ。


高い流動性と組み換え自由度を確保すると、それまで 1 社の内部判断では「投資しても回収できるかどうか分からない」という不確実性の壁を乗り越えられなかったアイデアや技術、販路が確保できずに流通しなかった商材などを外部へ公開し、これに事業性を見いだした外部パートナーとリスク分担することで、実現可能性を高められる。カリフォルニア大学バークレー校 非常勤教授のヘンリー・チェスブロウ氏がハーバードビジネススクールの助教授だった 2003 年に提唱したオープンイノベーションの考え方だ。
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